ビジネス書&雑学まとめ

ビジネス書と雑学が好きな麻枝ケイがソーシャル書評サイト「ブクペ」(http://bukupe.com)でまとめた書評を載せています。あと、2013年からはじめたアフィ報告日記も。

2012年12月

まとめました。
不連続の日本経済

日経平均

2013年11月に12400円

アメリカ株

2013年5月まで弱含み

ドル円

2013年前半は80~85円、後半からは垂直上昇

2015年第一四半期に124円

ユーロ円

2013年第2、3四半期にむけて円高し、その後反転して140円をめざす

剣が峰

1800ドルをこえれば2100ドル狙いの相場もあるが、

1522ドルきると急落のシナリオも

そのほかの筆者の認識

  • デフレはすでに終わっている
  • インフレへと潮流がかわろうとしている
  • アメリカがリーマンショックから完全復活(2013年7月以降)
  • アメリカの新しいルネサンス
  • ユーロ問題は大過なく終了する
  • 相場は黄金分割で定められている
感想
当たってほしいなぁと。いまの雰囲気だと、日経の12400円はわりとすぐに達成できそうな気もしますが、みんながそう思っているときは危ないんですよね。

想定外 なぜ物事は思わぬところでうまくいくのか想定外 なぜ物事は思わぬところでうまくいくのか
著者:ジョン ケイ
販売元:ディスカヴァー・トゥエンティワン
(2012-12-14)
販売元:Amazon.co.jp

目標にまっすぐ向かわないほうが目標を達成できるという命題に取り組んだ『想定外』をまとめました。

すべての章が「なぜ」で始まりますが、明確な答えがないので、なかなか考えさせられます(すぐに果実をえたい人むきではないかもしれません)

第一部 回り道の世界 

  • なぜ、幸福を追求しない人のほうが幸福になるのか?

  • なぜ、利益を追求しない会社のほうが利益をあげるのか?

  • なぜ、お金を追求しない人のほうがお金持ちになるのか?

  • なぜ、目的より先に手段がわかることがあるのか?

  • なぜ、生活のあらゆる面に回り道があるのか?

第二部 回り道の必要性

  • なぜ、回り道のアプローチが成功するのか?

  • なぜ、一つの問題に複数の回答が存在するのか?

  • なぜ、行動の成果がやり方に左右されるのか?

  • なぜ、直接的なやり方が複雑すぎるのか?

  • なぜ、われわれは問題の本質が分からないのか?

第三部 回り道とつきあう

  • なぜ、結果から誤った意図を推測してしまうのか?

  • なぜ、われわれの選択肢は思ったより少ないのか?

結論

  • さまざまな角度から何度も考えてみる

  • 複数のモデルで判断する

  • とにかく何かに手をつける

  • 判断力は訓練によって向上する
感想
洋書の翻訳物にありがちな抽象度の高い文面ですが、なにか大切な道理を照らしているような気がします。また時間をおいて、今度は速読ではなく、ゆっくり読んでみたい、そんな一冊です。 

なんだか「毎日しんどい…」がスッキリ!晴れる本: 今すぐに元気があふれ出す3つのスイッチ! から、すぐに使えそうな技やアイデアをまとめました。

なんだか「毎日しんどい…」がスッキリ!晴れる本: 今すぐに元気があふれ出す3つのスイッチ!なんだか「毎日しんどい…」がスッキリ!晴れる本: 今すぐに元気があふれ出す3つのスイッチ!
著者:水島 広子
販売元:三笠書房
(2012-12-25)
販売元:Amazon.co.jp
 

著者は精神科医の女性です。

この本の前提となる3つのスイッチ

1 心がショックを受けただけ

2 ちゃんと今に視点が置かれているか

3 ありのままで大丈夫

いろいろな方法

「今できること」に集中するだけ

身体を使うことが秘訣

カンペキを目指すのではなく、できるだけ努力するという姿勢にかえる

ある程度の不安は当たり前

心に「衝撃」を受けたときには、「いいな、私もいつか転職したり結婚したりしたいな。でもそれは今ではないな」と思って、また本来のペースに戻りましょう。

大きな問題は「小分け」にするだけでいい

まずは手を付けるという解決法

ゆっくり呼吸するだけで、気持ちは切り替わる

大変だったね、と自分に声をかける

「被害者役」をやめるためにもっとも役に立つ方法は、「相手には、相手の事情がある」というものの見方をすることです

寂しさはどこからやってくる?

その正体は「誰かとつながりたい」という気持ち

自分自身とのつながりあいは、ありのままの自分を受け入れるという意味

この本で一番大事なことは「今を楽しむこと」

感想
タイトルにひかれますが、本文がちゃんと構成されていないのがちょっと不満でした。肝心の冒頭にある「3つのスイッチ」もびしっと明示してくれないので。ただ、全体としては納得のいくものでした。

Bukupeで
『どんな人とも10分以上ドギマギせずに会話がふくらむコツを集めました!』から 第二章<完全保存版>今すぐ使える!雑談「話題集」をまとめました
デイリーで1位になりました!
初めてなのでうれしい 

『脳の中の経済学』(ディスカバー携書)から「経済的な意思決定をするときに脳で起こっていること」をピックアップしました。
脳の中の経済学 (ディスカヴァー携書)脳の中の経済学 (ディスカヴァー携書)
著者:大竹 文雄
販売元:ディスカヴァー・トゥエンティワン
(2012-12-29)
販売元:Amazon.co.jp
 

「神経経済学」最先端の研究結果から見えてきた「その時脳の中で何が起こっているか」

私は経済学者ですから、宝くじは買ったことないです。

合理性を重んじる経済学者としては買わないですね。

2つの根本的に同じな問題で、どうして回答が分かれるのか  

問い1

A 100万円が11%はずれが89%

B 500万円が10%はずれが90%

どっちを選ぶ?

Bを選ぶ人が多い

問い2

A 100万円が100%

B 100万円が89% はずれが1% 500万円が10%

どっちを選ぶ?

ほとんどの人がAを選ぶ

伝統的な合理性の基準からすると、BーBと選ぶはずなのに、BーAと判断がひっくりかえる。

このことを「アレのパラドックス」という。アレは、これでノーベル経済賞をとった。

期待値を計算すると

問い1のAは11万円、Bは50万円

問い2のAは100万円、Bは139万円

人は確率を正しく認識していない。

「時間割引」「双極割引」という考え方

問題 どちらを選ぶ?

A 今もらえる1万円

B 1年後にもらえる1万500円

それをうまく利用したビジネスもあります。

ダイエットしまうということを宣言して、最初にたとえば1万円をコミットメント会社に預けてしまうんです。

で、ダイエットに失敗したらその金額を会社に取られるとか、自分の嫌いなプロスポーツチームや政治団体に寄付する仕組みなんです。

たんぱく質不足はせっかちになる

セレトニンという脳内物質を増やせばいい?という仮説

セレトニンはたんぱく質にある必須アミノ酸のトリプトファンからできるので、トリプトファンを摂取したり、しなかったりして実験してみた。

その結果

トリプトファンが不足した状態の人は、将来の報酬に対する割引が大きくなり、その結果、目先の小さい報酬を選ぶ

ことがわかった

裏切られたとき、脳の中ではなにがおきているか

大きな罰を与えるときと、大きな報酬を得るときと、同じ脳の部分が活発になっていた。

悪用すると、簡単に人を信用させてしまう物質とは

○○○トン(本では実名)

○○○トンスプレーを使ったわけですよね。例えば悪徳金融業者が「私にお金を預けてください」というときに、シュッとスプレーをかけるということが起こると怖いですよね。

規制するのは難しいですよね。妊婦さんには分泌されているわけですから。

感想
脳内物質のホルモンスプレーの話が、けっこうこわかったです。もう使われていそうです、悪徳な世界では
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